筋が良いロッド

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私自身、「120g台のエギングロッドなんて今さら使えないよ(疲れるし、エギングにならない)」と一昨年ごろまでは強く思い込んでました。

 

これまで多くのエギングロッドを直に触ってきましたが、「筋が良いロッド」と、「筋が良くないロッド」が存在すると勝手に思ってます。沢山のロッドを買った結果、少しずつ分かってきました。ここで私が言う、筋が良いロッドとは、「自重ほど重さや負担を感じず、感度が良いロッド。軽快さがあるロッド」と考えてください。

 

筋が良くないロッドとは、「自重ほど軽快さが無いロッド。持ち重りがあったり手首に負担がかかりやすいロッド」です。

 

このブログにて、「このロッド(メーカー)は筋が良くない」などは公表できませんが(炎上するでしょうから)、私のエギング仲間の皆さんには、どのロッドが(メーカーが)、筋が良くないか(良いか)をお伝えすることは可能です(今度、お会いした際に聞いていただけたらお答えします)。私の中で、色々と思うところはあります。

 

1つ、このブログで言えることは、「アレスのロッドは、かなり筋が良い」ということです(笑)。フラッグシップの機種に限りますが、自重があるにも関わらず、軽快さがあり、持ち重りがありません。アレスのブルーポーターの安いやつあたりは持ち重りが少々ありました。ブルーポーターX4はそこまで持ち重りは無かったですが、少しはありました。

 

アレスの高額な機種は、持ち重りをゼロに近いくらいに排除するような作りになっているのでしょう。おそらく(私の推測ですが)、アレスのフラッグシップが数字上の自重がある点は、「持ち重りを無くすために、どこかをあえて重くしてバランスを取っている」のではと思います。その重くした箇所を無くしたら、数字上はもう少し軽量なロッドに仕上げることはできると思うのですが、反面、持ち重りが生じてしまうのではと感じます。

 

スクイッドマニアのロッドで自重が150g台とか見かけますが、自身で重さ調整できてバランスが取れる旨、記載が大体あります。あのようなロッドは自重ほどの重さや、持ち重りは感じないと思います。

 

私はアレスの回し者ではありませんが、アレスのロッドはお勧めできます(でも皆さん、私が勧めたところで、ホイホイ買わないでしょう 笑)。「自重の数字の多寡」だけに着目してロッドを吟味する方からしたら、まったく眼中にないメーカーだと思いますが、「ロッドの良しあし」は自重だけで決まるものではありません。

 

過去、何十本ものエギングロッドを購入してきましたが、メーカーそれぞれに、「傾向」があります。「このメーカーのロッドはこんな傾向で、このメーカーのロッドはこんな傾向で」というものです。この前、クロノのハングアウトを購入しましたが、やはり、クロノになる前の、カンジインターナショナルのロッドの傾向が少しあるな~と感じました。おそらく、今後、クロノから出るロッドは全て、大方、その傾向があるだろうと思ってます。ロッド開発の仕方にしろ、どこでそのロッドを作るかにしろ、ある程度、定まった枠組みがあるから、「傾向」が生じるのだと思います。

 

どこのメーカーのロッドでもイカは釣れるのですが、メーカーそれぞれ個性があり、傾向があります。ご自分の好みに合うロッドメーカーを探すのも楽しみの1つです。余計な世話かもしれませんが、皆さんも食わず嫌いではなく、色々なメーカーを調べてみてロッドに触れてみるといいです。思わぬ運命の出会いがあるかもしれません。

 

2021年のエギング再開した頃は、まさか私が、「アレスの高いエギングロッドを頻繁に買うようになる」とは想像ができませんでした。当時、アレスに対して全く興味も無く、アレスについて何も知らなかったですから。それが今では「アレス、アレス」と頻繁にブログ記事で書いてます。

 

アレス(宇崎日新)は通好みというほどマニアックなメーカーでもなく、単に質実剛健な「流行りを追わないけどロッド作りをきちんと分かっている会社」という感じがします。ロッドの作りは非常に良いです。メイドインジャパンのロッドですし安心感があります。

 

外国製造のロッドだから良くないというわけではありませんが、メイドインジャパンの信頼性は誰もが何となく感じるはずです。