自分自身を追い込むことで喜びを感じる男、やすさんです。最近、イカがあまり釣れないのでエギングが楽しくなってきました。イカがイージーに釣れるほど、エギングがつまらなく感じる心理、どなたか分かる方いないでしょうか。
さて。ご承知の通り、アレスのロッドって、最近の軽量エギングロッドと比べると、なかなか重いですね(笑)。現在、私がメインで使っている夢墨ボロン806MLは125gぐらいあります。今時、エギングロッドが125gですよ?
100gに25グラムがおまけで余分に付いてる感じです。100g前後のロッドでも重いと言われるご時世です。そんな125gのロッドが8万とかします。価格だけで考えれば、ストイストRTなどの皆さんが大好きなエギングロッドと肩を並べます。
そんな重いアレスエギングロッドのどこに8万の価値があるんだ?と思われても仕方ありません(笑)。
「よく、そんな重いロッドでイカが釣れるね~」と、このブログを定期的にご覧になっている方のうち、50人ぐらいの方が思ってらっしゃるかもしれませんが良い機会なので私の思いや考えを説明いたします。
アレスのロッド。重いんです。確かに重い(私は慣れてますが)。夢墨ボロンや夢墨GVXなどのアレスの高級エギングロッドは持ち重りがほとんど無いとは言え、「いつも軽量ロッド使っている人」がパッとアレスのロッドを持ったら、「なんだ?この重いロッド!?」と間違いなくなります。
でも、それは1日で慣れます。いや1時間、いや30分で慣れるかもしれません。どの程度でアレスロッドに慣れるか?は、普段から、その方が、どの程度、軽量ロッドに依存しているか?によります。軽量ロッドへの依存度が高い人ほど(軽量性が高いロッドを長時間、頻繁に使用していると)、いざ、アレスロッドを手に持った際、アレスのロッドへの拒絶反応が強く出るでしょう。
アレスのロッド、いったい何がいいのか?なんでそんな重いロッドを好んで使うのか?もっと軽いロッドのほうが疲れないだろうし。軽いロッドを使えばいいじゃない?と思う方もいるでしょう。
軽いロッドはしゃくりやすいですよ。ピュンピュンとクイックに連続してしゃくれます。腕も疲れません。その点は良いです。
ただ、どうもブランクスに力が載ってないというか、軽い力でしゃくれるということは、そのしゃくりの際にブランクスにかかっているパワーも、アレスの夢墨ボロン806MLと比べたら軽いのです。それがエギング(釣果)に、どう影響が出るか?よく分かりませんが、私はロッドにある程度、重みがあって、その重みを感じながらしゃくって、エギが動く感じが好きなのです。
私がいつもエギングする場所は最深で、水深10メートルぐらいです。そのボトムあたりで、例えばエギ王K3.5号などの手応えが結構あるエギを意のままに動かそうとすると、やはり夢墨ボロンなどの張りがあるロッドが合います。私がいつもエギングしている地磯は潮通しが良いです。そんな場所で払い出しの潮のタイミングだと、さらに水流で重みを感じるので硬めのロッドが合います。
それと私の経験上、向かい風の時は特に、重量のあるロッドで振りきれると風に負けずにエギが飛びます。軽量なロッドで向かい風に向かってエギをキャストするのは、どことなく風に負けている感じがしないでもないですし、あまり飛びません。
重いロッドにも良さはあるんです。軽量なロッドでは絶対にできないエギングができます。軽量ロッドが、しゃくりが軽いだとか、疲れないだとか、手感度がいいとか、そんなのは十分にわかっています。それでも軽量ロッドは選びたくないし使いたくない。軽量ロッドではできないエギングで釣果を出していく。それが楽しいんです。アレスのフラッグシップはそんな私にピッタリなロッドです。
現在メインの夢墨ボロン806MLは、今までに使用してきた80本のエギングロッドの中で、ナンバーワンと言っていいくらい飛距離が出ます。遠くに飛ばさなくてもイカは釣れるのですが、遠くにいるイカを釣ることもできます。遠くの深場にあるエギ王K3.5号も意のままに操れるロッド。それが夢墨ボロン806MLです。大きなイカでもガチっとフッキングが決まりますし、ポンピングなどせずとも、ゴリ巻きで寄せることができます。なんだか、いつものようにアレスの宣伝みたいになりましたが、これが私の本音です。
失礼な物言いかもしれませんが、軽量ロッドを追い求める人って、そんなに力が無いのかな?(非力なのかな~?)と思ったりします(多分、そういう意図ではないのでしょうけど)。そこまで軽量なロッドでなくとも、最近のロッドなら大体どれでも、イカのアタリは普通に感じ取れると思うのですが。ラインが張ってればイカのアタリは大体、ロッドに伝わりますし。デイエギングならロッドの感度など気にしなくともラインでアタリを見ればいいです。
私があれこれ言ったところで、世の中、軽量エギングロッドへの飽くなき追求は止まりそうにありません。そのうち、50g台のエギングロッドが出ると思います。そしたら40g台のロッドもいずれ出るでしょう。軽量ロッドは「売れる」ので、メーカーも利益追求のため研究開発を止めません。そんな中でも、私は重いロッドを使い続けるでしょう。