釣り場をいくつも巡らない理由(ランガンしない理由)

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釣れる場所に当たるまで、何度も釣り場を変えることは、私はほとんどしません。毎回の釣行のほとんどが同じ場所でエギングし続けています。

 

毎回、同じ釣り場でエギングする。「今度はあの漁港に行こう。今度はあの防波堤でしよう」というものが私にはほとんどありません。いや、少しはありますが少ないです。秋イカの時は少しランガンするのもいいかなと思います。

 

一般的にはエギングでは「ランガン」がよく見られますが、私はランガンをあまりしません(全然しないことは無いです)。それには私なりの理由があります。

 

大きな理由は、毎回のエギングにおける目的が、「何としてでも、その日、イカを(なるべく多く)釣ること」ではないからです。その日、0杯でエギングを終えることにためらいはありません。「0杯」が10回続いても何とも思いません(10回エギングして1杯も釣れないってことはあまり無いです)。坊主続きをこのブログで公表することについても何とも思いません。「この人、エギング下手だな」と思われてもいいです。それはどうかな?と思うだけです(笑)。釣果の数や大きさだけで「エギングの上手い、下手」が決まると本気で思うような方がいてもおかしくないですが、その考え方は私にはありません。

 

私個人は場所を変えてまでイカを釣らなくていいと思っているので、釣り場は変えないです。これは私1人での釣行時の話です。誰かと共に釣行する際は、その方にイカを釣ってもらいたいのでランガンはします。私1人の場合は9割ぐらいはランガンしません。ただ、同じ地磯内で少し歩いて立ち位置を変えるとか、そのポイントの付近にある別のポイントに徒歩で移動するなどはします。車で移動して釣り場を変えるなどはあまりしません。

 

むしろ、「エギングの上達のためにはランガンはしないほうがいい」と思ってます。私は偏屈で天邪鬼なので、こういうおかしなことを考えてます(笑)。ランガンして(釣り場を変えて)、イカが釣れるとこを探すというのは、「そのポイントでの、イカが釣れないコンディションを何とか打開して、どうにか釣ろうという絶好の上達の機会を失う行為」と思っています。

 

今は釣れなくても、もう少し時間が経過すれば潮が動き出して釣れるかもしれない、イカが回遊してきて釣れるかもしれない、晴天から曇天に変わって釣れるかもしれない、横風がおさまってエギが落ち着いた結果、釣れるかもしれない、潮が希望の動き方になって狙うポイントにエギが入って釣れるかもしれない。今、その釣り場では釣れなくても、少し辛抱すれば、そのうち釣れるかもしれない。

 

私は、そんな経験を沢山したいので、ランガンはあまりしないです。このような状況では釣れなかったけど、このような状況になったら釣れたという経験をしたいです。エギング上達に大事なことはロッドワークはもちろんのこと、「経験」だと思ってます。

 

ランガンして釣れるとこを探し回るのは楽しいかもしれませんが、釣れないコンディションを何とか打開しようという苦労を放棄しようという気にはなりません。

 

私はデータを取ってます。こんな状況では釣れたが、こんな状況ではあまり釣れなかったというデータを日々、蓄積しています。データを収集する際は、「同じ条件下」で検証する必要があります。そのため、なるべく「同じ釣り場」でデータ収集することになります。同じ釣り場で1年、2年、3年、4年とエギングすることで何か見えてくるものがあると思ってます。逆を言えば、そのくらいしないと、その釣り場のことは本当に分からないと思います。

 

釣果だけを追い求めるのなら、ランガンが1番手っ取り早いと思います。数が釣りたいならランガンがいいでしょう。人それぞれ、エギングへの取り組み方、楽しみ方は違いますので、人それぞれ、好きなようにエギングされたらいいと思います。私は、釣果をそこまで追い求めないです(でも大きなイカは釣りたい)。釣果よりも、「上達」のほうに興味があります。このブログで釣果自慢をしたいわけでもありません。

 

エギングは釣れない時も結構あるということを、皆さんにお伝えしたいと思ってます。世の多くのエギングされる方の多くが毎回、イカが釣れるはずがありません。昨年エギングを始めたけど、まだ1杯も(1杯しか)釣れてないという方も日本に沢山いるはずです。そんな方のお役に立てる記事が何か書ければと思ってます。