釣れなかったことは何も嘆くことではない

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ネット上をうろうろして、よその方の釣りブログを拝見すると、「坊主(1匹も釣れなかった釣行)」だった時に物凄く悔しがったり、坊主が何回も何十回続いていて、「この世の終わりだ~」みたいな感じで落ち込んでいる(ような)方をチラホラ見かけます(実際の、その方の心境はどうだかわかりませんが)。また釣行のたびに良いサイズの目的の魚(またはイカ)が釣れて、そんな坊主無しの釣行が何回も(10回以上とか)、続いていることを誇っているような方もチラホラ見かけます。

 

私としては、そんな一喜一憂はあまり意味が無いと個人的に思っています。当事者にとっては重大事かもしれませんが、坊主続きなんて嘆くほどのものではない。毎回、目的の獲物が釣れているのが続いていても、たいしたことではない。なぜなら、皆さん、釣ってる場所自体が違うし、魚やイカの数も違うし、ポイントの良しあしも違うから。

 

私は坊主続きの方が釣りが下手とは思いませんし、坊主無しが続く方が、釣りが上手いとも思わない。

 

釣りの環境に恵まれている人、そうでない人っていると思います。エギングの良いポイントが多い地域に住んでいる方が、坊主無し釣行が何十回続いたとしても、それは言ってみれば「必然」です。そうなるだけの「釣り環境」があるから、そうなっただけです。本人の腕前の良さも、最低限はあるでしょうけど、坊主無しが続いても不思議ではありません。そんな不思議でないことを誇るのは「あまり意味が無い」と私は思ってます。

 

いや、私だけが思っていることで、その当事者の方が坊主無し釣行継続を誇って喜ばれるのは何も否定しません。他人の釣果には興味はありません。私がよそ様のブログを拝見するのは、「釣果」を気にしているのではなく、「今でも、あの県ではイカが釣れるんだな。海水温はどんなかな。どんな場所で釣ったのだろう」などのデータ収集が目的です。よそ様からのデータを全て、「自身のエギングに活かそうとしている」ということです。

 

釣りブログに記載している釣果情報は客観的な評価が難しいです。沢山釣ってる人が果たして、本当に釣りが上手いのかどうか、私としては正確な評価はできないです。ただし、「その地域はよく釣れるんだな」という評価はできます。釣り環境の良しあしの評価はできますが、釣った人の技術の良しあしは評価できません。

 

なかなか釣りにくい地域で(関東とかで)、粘って粘ってイカをどうにか1杯釣ったみたいなブログ記事をコンスタントに書いてる方のほうが、案外、エギング上手いんじゃない?と私は思ってます。

 

そして、私の自論ですが、大きなイカ(キロ以上)をよく釣る人がエギングが上手いとは限らないです(笑)。大きなイカは釣れる時は簡単に釣れます。だから、サイズの大きなイカの釣果自体に、「エギング技術の上手さ」をあまりに投影させる風潮は、どうにかならないものかと私だけが思ってます(笑)。

 

私は、大きなイカをなるべく沢山釣りたいと思ってますが、これは私の願望であり、ただの個人的な趣味活動です。坊主が続こうが、キロアップ釣行が続こうが、エギングの腕前はどちらも同じです。自然相手の釣りなので、そのような事が起こり得るというだけです。