エギング専門SNSをやめました

この記事は約4分で読めます。

本日、某エギメーカーが運営する「エギング専門SNS」をやめました。活動期間(登録期間)は半年弱です。もう戻る気はありません。やめた理由を記事にして残しておきます。本音で書きます。

 

●サイズを偽って投稿する人がいます(笑)。これは嫌でした。明らかにキロ無いのに(700~800前後)、キロと投稿したり。300後半ぐらいを500g~と投稿したり。もしかしたら、きちんと重さを計測していないのかもしれませんが、それにしても明らかに「サイズ少し盛ってるな」という投稿を繰り返す人物が、私と同じ地域に1人いました。

画像の撮り方により、実際よりも小さく撮れてしまうことはあります(その反対もある)。私だって、大体のサイズのイカを沢山、デジカメで撮って、このブログに載せてますから、その画像にエギが載ってれば、大体のイカのサイズは見当が付きます。サイズを偽る方と同じ土俵で、釣果を正直に投稿するのが馬鹿らしくなりました。

 

●マウンティング傾向の方々をちょくちょく見かけて嫌になりました(笑)。気にしなければいいのですが・・・、なぜか嫌になる。「数釣り」を誇りたいのかもしれませんが、秋の子イカの数釣りで誇られても・・・。40杯釣りました!やりました!みたいな投稿を見かけて何だかガッカリしてしまいました。私に関係のない、赤の他人の言動なので、どうでもいいのですが。

 

特に「嫌だな」と思ったのが、小さな子イカも含めて(子イカは100g前後)、沢山釣ったイカをそのまま地面に置いた画像を載せているもの。地面に置くということはリリースしないということでしょう。子イカも含めて全てリリースしないなんて方を実際に目にすると悲しい気持ちになりました。イカの寿命は1年です。イカを殺したらいけない決まりがあるわけではないのですが、自身や家族、周囲の人間で食べきれないイカや、小さいイカはリリースして欲しい。

 

でも、そこまで考えてなく、単純にエギングを楽しみたい、小さくてもいいのでとにかくイカを釣りたいみたいな、エギング始めたばかりの方もいるでしょう。エギング始めたばかりの方でイカが沢山釣れたら嬉しいのもわかります。

 

●率直に言いますが、あのSNSが開いているということは運営会社の経済的な利益になります(それが悪い、良くないと言っているのではありません)。イカが釣れたという投稿が増えれば増えるほど、「イカは沢山いるんだ。今はイカがよく釣れるんだ」という意味合いの情報として、多くの方が捉えます。その結果、釣り人のエギングに費やすお金が自然に増えます。イカが釣れるなら、エギを買おうと思いますから。

 

投稿が増えれば増えるほどエギ、竿、リール、小物がよく売れます。それが悪いと言ってるのではありませんが、私もどこか、あのSNSに踊らされて、エギを少し買いだめしたりもありました。

 

自分自身の見知らぬエギで良型のイカが釣れたという投稿があると、「そのエギなら、イカがよく釣れるのでは?いいサイズのイカが釣れるのでは」など考える方も少なからずいるでしょう。

 

私、思ったのですが、「釣れなかった釣行の際の投稿」も運営会社が推奨していたら良かったのにな~と思いました。そうすればイカ釣りの難しさ、なかなか釣れない度合いも、あのSNSからわかります。10回釣行して、8回は坊主で2回だけ200g弱のイカが釣れたなどのデータがあれば、「今は一見良さそうで、案外、渋いのかも」などもわかります。

 

「エギングは簡単。誰でも手軽にできる。堤防、漁港から釣れる」というのは半分はそうだと思いますが、半分はそうだと思いません。あのSNSからは、「イカはよく釣れている」というニュアンスの情報しか外部に出ていないような気がしました。そこが私の納得できない部分でした。

 

釣れた時だけ投稿ではなく、釣れなかった時の投稿(どんな風に頑張って、何時から何時までエギングして、それでも釣れなかった)も知りたいなと個人的に思いました。

 

●本音をなかなか出せない(私だけかもしれませんが)。タックルの投稿では、私だと、比較的に高価な竿を買ったという投稿が多くなってしまいます(投稿をしないという選択もできますし、SNSで活動中、ロッドを買ったとかの投稿は一切していなかったですが)。

 

例えばの話ですが、「貯金を一生懸命して、妻をどうにか説得して、ようやく憧れのこのロッドを買いました。大切に使います」という投稿に混じって、同じく、そのロッドを私も買ったとして、「試しに買いましたが、この点と、この点があまり気に入らないので(このロッドと比べて)、オークションに出します。新たにこのロッドを注文しました」なんて投稿できるわけありません。そんな投稿をしようとも思わなかったですが、結局、見ず知らずのエギングする方に気を使わないといけない場面が(タックル投稿にて)ありました(笑)。SNS疲れというのは、こういう気遣いから生じるのだと思いました。