私がいつもエギングしている場所は1つだけです(いつもの地磯)。ほぼ毎回と言っていいくらい、その場所でエギングしてます。波が高くて、その地磯に上がれない時だけ、別のとある磯(通称トンビ磯)に行きます。私がエギングする場所は基本的には2つだけです。
10年ぶりにエギングを再開した2021年は市内のありとあらゆる色々な場所(漁港、防波堤など)に行ってエギングしていました。その過程で、「ここが1番良い。わりと釣れる、1年中釣れる、家からわりと近い、人があまり来ない、景色が良い」ということで、いつもの地磯に通うことが増えました。そして、いつしか、いつもの地磯にしか行かなくなりました。今までにいつもの地磯でエギングした回数は300回前後くらいでしょうか。数えていませんが、そのくらいだと思います。
何百回も通っているのですが未だに飽きません。そして未だに攻略しきったと言えません。ここは色々な水深のポイントがあり(10メートル、9メートル、7メートル、5メートル、3メートル、2メートルなど)、また地形も変化に富んでいて、どこそこにキャストできます。どこでイカがヒットするかは傾向として大体は分かってきましたが、まだまだエギをキャストしていない場所が沢山あります。
私のエギング仲間のドンジーさんが初めて、いつもの地磯に来られてエギングした際は(数年前のこと)、少々苦戦されていました。ドンジーさんが普段エギングされていた場所は地磯ではなかったのもあり、また初場所で分からないことばかりでしたし、色々な点で戸惑いもあったでしょう。それでも、いつもの地磯に何度も来られてエギングされているうちに、地形など、しっかり把握されて、私がなかなか釣れない時にドンジーさんがヒョイと軽々釣ることも出てきました。
いつもの地磯。ごく稀にエギングの人とかヤエンの方と日中、遭遇しますが、確率で言えば50回に1回くらいのものです。横目で見てると、大体、皆さん、磯の先端(沖に1番近い場所)の水深のある場所(10メートルとか、7メートルとか)に向かって大きいイカを狙われています。冬でも春でも大体、深いところを狙っていました。
今春(4月、5月)、キロアップなど、よく釣れた場所は、磯の先端の深いところでなく、少し内側の水深3メートル前後のシャローです。いつもの地磯でイカを狙う方は私以外にいるのですが、私が見た限りでは、シャローを攻めていた人は、ほとんどいなかったです。皆さん、磯の先端に陣取りたがるし、私が磯の先端に立ってエギングしていても、どんどん遠慮なく近寄ってきます(笑)。もちろん、磯の先端は実績が非常に高く、よく釣れる場所ではありますが、今春のビッグワンが出た場所は磯の先端でなく、少し内側のシャローでした。
ある日、いつもの地磯に向かうと先行者がいたので挨拶して、「こっち(3メートル前後のシャロー)でやっていいですか?」と尋ねると、「いいですよ。そちらは浅いしエギが引っかかるのでしませんから」と言われました。その「浅くてエギが引っかかる」と先行者の方が避けた場所で今春、3キロが出ました。これはココだけの秘密です。
人が避けるポイントや、なぜか人が少ない(いない)ポイントが「穴場」であったりします。
そもそも、いつもの地磯は普通のエギンガーさんは、まず行きたがりません。それは遠くから目視して、磯へのまともな道が無いからです(磯回りは海に浸かっている)。潮が引いた時はあまり濡れずに磯まで歩けますが、大潮などで完全に潮が満ちた時は、私の頭のてっぺんより少し上まで潮位が上がります。さすがにそのタイミングでは私も磯に向かいません。胸くらいまで潮が引けば夏場なら磯に行きます。濡れるのは全然構いません。ただし12月、1月、2月は寒いので胸まで海に浸かったりはしません(胸まで浸かれるのは11月半ばくらいまででしょう)。
毎回の釣行では濡れてもいいのでイカが釣りたいということしか考えていません。
私がエギングする場所は、そういう場所です。人がほとんど来ない分、釣れやすいというのは絶対にあるでしょう。ただし、いつも釣れるわけではないです。釣れない時は嫌になるほど釣れません。甑島(こしきじま)よりは釣れないと思いますが、そこそこ釣れるので飽きずにエギングに打ち込めてます。さて、秋イカシーズンインですが、いつもの地磯での秋イカ、どれほど釣れるでしょう。今週末はエギングに行けるか分かりません。
月曜日くらいからエギングを再開すると思います。