エギングを始めたきっかけ&これまでの釣り遍歴を簡単に

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私がエギングを始めたのは、かれこれ15年ぐらい前になります(2007年頃)。当時、魚釣りにはまっていて(キス釣りや、カサゴ釣りとかです)、釣りビジョンという番組をよく観ていたのですが、エギパラという番組を観て興味を持ちました。

 

釣り番組を観て、エギングというものの存在は知ったのですが、自身でエギングをするまではいかず。私は相変わらずブッコミ釣りでベラやカサゴばかり釣っていたのですが、防波堤や漁港に行くと、何やらロッドをぶんぶんしゃくっている人たちがいることに気付きました。

「もしかして、これがエギングというイカ釣りか?」と思いました。

当時、こちらでは、イカ釣りブームみたいな感じで結構、流行ってましたよ。そんな中、職場の同僚らで、「今度、エギング行こう!熊野江(くまのえ)が釣れるらしい」という話になりました。私も誘われたので同行しました。当時、私はエギ竿は持ってなく、釣りに使っていた、釣具屋のポイントで買った「ポイントオリジナルシーバスロッド」の短めのやつでエギングを試みました。

 

エギは同僚が持っていた安そうなエギを借りました。人生初エギングです。その時は夜7時ぐらいにエギングしたのですが何も釣れなかったです。暗闇の中で釣りをするのは経験が無かったのもあり、勝手が分からなかったです。

 

そんな感じで、職場の同僚と連れだって釣りに行くことを繰り返していました。秋頃に波止からタチウオ釣りをしたこともあります。その時は1匹だけ釣れました。竿先にケミホタルってやつを付けて、アタリをひたすら待ってた記憶があります。

 

あとは渓流釣りも試みました。職場の同僚に誘われてウェーダー履いて、五ヶ瀬川をさかのぼって、ヤマメをルアーで狙うなんてこともしました。その他、川の橋脚のところで、ルアーでシーバス釣りもやりました。その時は30センチくらいのセイゴが1匹釣れました。当時、独り暮らしでお金もあまり無く、食費を浮かすために、その釣ったセイゴを持って帰って食べましたがすごく美味しかったです。

 

色々な釣りを誘われるがままにやっていましたが、「カサゴやキス釣りが1番面白い」と思ってました。ただ、心のどこかで、「イカ、釣ってみたいな」という思いが強くなっていました。とにかく、当時(2007年頃)、こちらでは(全国的にかもしれません)、イカ釣り(エギング)がブームでした。

 

今よりも、あの頃のほうが凄いブームで盛り上がっていたような気がします。普段、シーバスやヒラメばかり狙っていた同僚がある日、突然、「イカが釣りたい」と言い出してエギングロッドを買ってたり、浮き釣りでチヌやクロばかり狙っていた同僚が、急にエギングやり出したりと、エギング人気は凄かったです。

 

2007年の大晦日ぐらいにようやく小さいイカを1杯釣ることができて、その後はエギングにハマりました。2008年に入り、1月頃、900g弱を釣ったりして、どんどんエギングに熱中していきました。2008年のお盆頃、鹿児島の大隅半島を車で一人旅しました。海岸線沿いの道路を走っていて、名前のよく分からない漁港を見つけてはエギングしました。エギを失くすのが嫌で、表層ばかりで釣っていたせいか小さいイカしか釣れなかったですが、同じ場所で100gそこそこのイカが続けて10杯釣れたりなどイカが多いところだなと思ったものです。最南端にある佐多岬(さたみさき)にも行って、大海原の景色に感動したものです。

 

その後、会社を辞めて、自分で仕事を始めたのもあり、エギングする経済的な余裕が無くなりました。本当にエギやPEラインなどを買うお金が無いため、エギング、いや、釣り自体をまったくしなくなりました。そして10年以上が経過して、仕事が軌道に乗り、ようやくお金の心配が無くなりました。というわけで2021年の1月から再びエギングを再開しました。エギングをしなかった10年以上の間に、時はすっかり流れていました。

 

「ヤマラッピさんは今でも、エギング業界にいるのだろうか?」とネットで調べてみると、ブリーデンではなく、ダイワに移っていたことを知ったり、湯川マサタカさんという関西系の陽気なアンちゃんが出てきてたり(初めて湯川さんを動画で観た時、この人、なんでこんなに陽気なんだろう?と不思議に思いました 笑)、「ヤマシタの川上さん」という方が、「エギングマイスター」として人気があることを知ったりなど、その時の私個人の感覚としては、ちょっとした、「浦島太郎状態」でした。

 

それと少し残念に思ったのは、私がエギングを始めた当時、エギングで人気があったメーカーの、「ブリーデン」がどこか元気がないことです。当時のブリーデンの人気は凄まじいものがあったので(エギングロッドと言えばブリーデンでしたから)、余計に、現在のエギング業界におけるブリーデンの存在感の薄さが気になります。「どうしたんだろう?もうエギングには力を入れないのだろうか?」と思ったものです。

 

エギングの創成期の頃のことは知らないのですが(杉原さん、重見さん、弓削さんがPEラインでデイエギングを始めた頃)、その後のエギングブームの頃の熱気みたいなものは経験しているので、釣りの中でもエギングには1番思い入れがあります。これからもさらに深く深く、エギングに熱中していくつもりです。

 

人からスゴイと思われたり、人のためにイカを釣るのではありません。自分自身が楽しめるようにイカを釣ります。どうせやるなら、労力少なくスマートに大きなイカを沢山釣りたいです。そのための努力は惜しみません。お金が無くて10年以上、エギングができなかった時と比べれば、今はエギング天国みたいなものです。