本日午前8時過ぎより10時30分まで修行に行ってきました。場所はいつもの地磯です。あまり期待せず少しだけエギングをしました。釣れなかったのですが見えイカがいたり、微妙な、かすかなアタリも何度かありイカの気配はありました。おそらく、その微妙なアタリは、そこそこ大きいイカでしょう。
一通りエギングしたのち、水深2メートル前後のシャローにて、ノーマルエギで腕力の限界までマッスルジャークをやってる最中、背後を見ると、少し離れた磯に、見知らぬおじさんが釣り道具やクーラーボックスをかかえて立ってました。
私が遠くから会釈をすると、おじさんは近寄ってきました。こんな辺鄙な人気(にんき)の無い磯まで、わざわざ歩いてくるとは、このおじさんも相当なイカ釣り好きだなと思いました(おじさんが、イカ釣りをするのかどうか分かっていませんが)。
おじさんが言うには、「ここに3年ぶりに来ました。K(地元の人気のイカ釣り場所)は人が多いし常連だらけで入るところがありません。ここなら誰もいないだろうと思ったら、磯にあなたがいるので、どうしようか迷いましたが来ました」みたいな感じでした。そのおじさんの顔を偏光グラス越しに見ていると思い出しました!
3年前、この磯でばったり落ち会ったったことがあるイカ釣りのおじさんでした。おじさんは私のことなど覚えてない様子ですが、私は覚えてました。3年前に会った時よりも、おじさん少し痩せたなと思いました。
おじさんの荷物を見ると、ブクブクと音のするものがあり、「ヤエン釣りだな」と分かりました。そろそろ帰ろうと思っていたので、おじさんに場所を譲って帰りました。帰り際、おじさんが、「昔、ここで3キロを釣りましたよ」と得意げに話すので、心の中で、「つい、この前、ここで3キロ釣ったけど、これはおじさんには黙っておこう」と思いながら、おじさんの話に耳を傾けました。
価値ある釣果情報は世に出てこないことがあります(釣り場を守るため)。だから自分の足で、気になる釣り場に通って、実際にエギングしてみることが大事です。