1キロ3000円のPEライン。1000gでなく1000メートルで3000円です。何て響きの良い言葉だろう。
1000メートル3000円のPEライン。「せんめーとるさんぜんえんのぴーいーらいん」。早口言葉にいいかもしれません。
できることなら(難しいかもしれませんが)、このPEラインをメインのラインに採用したいです(笑)。「採用する・しない」をシビアにこれから海でチェックしていきます。某多国籍・巨大ショッピングサイト「A(頭文字のA)」にて購入した中華製らしき安いリール4つと、メインリールのヴァンキッシュ、合計5つのリールに1000メートル3000円のラインを巻きまして、ちょうど全てのラインが無くなりました。
このPEライン、視認性は抜群ではと思ってます。真っ白です。マーカーなど洒落たものは一切ありません。最初から最後までどこも完全にホワイト。知らない人が見たら縫糸と間違われそうです(笑)。
こいつ、ふざけてるな!と思われるかもしれませんが、ふざけてるつもりは全くありません。価格破壊気味なスピニングリールとPEラインが「商品」として販売されているのです。「商品」として世に送り出すくらいだから、その送り出しているメーカーも、「ある程度の自信」があるのでしょう。粗悪品の不良品ばかり世に送り出してたら、すぐにそのメーカーは売り上げ激減で倒産してしまいます。
じゃあ、そのメーカーの自信とやらを確かめてみようじゃないか?ということです。確かめたいから確かめる。ただ、それだけです。私のエギング仲間のドンジーさんから、メールで、「安リールの不安込みで楽しんでいるのが伝わってきます(笑)。何かトラブルがあってもブログのネタになりますね」と言葉をいただきました。
さすがドンジーさん。完全にお見通しです。「安いリール。エギングで上手く使えても、途中で派手に壊れても、どちらでもいい(ブログのネタになる)」と考えてます。
日本製のリールを使えばトラブルは起こりにくいです。そんなことは百も承知です。日本の物つくり技術は世界最高峰ですし、品質も世界最高水準ですから。じゃあ日本製のリール、使えばいいじゃない!と思うかもしれませんが、普段、さんざんシマノのヴァンキッシュを使い倒してますので、たまには違うリールを使ってみたいのです。19ヴァンキッシュがノープロブレムでトラブルも何も起こらないのが逆に退屈に感じます(ほんと贅沢なものです)。私は刺激(スリル)が欲しいのです。
よりにもよって、なんで中華製なんだろう?と思われるかもしれませんが、安くて良いリールを「存在するか分からないけど探したい」のです。最初から、「存在する」と分かってて探すのはあまり楽しくありません。
例え話をしますが、金鉱脈だって、「確かに存在するか分からないけど、掘り続けていれば、もしかしたらそのうち、大鉱脈にぶつかるかもしれない」という低い可能性に賭けて探すんです。それと中華製リールも同じです。
探しもせず、「激安中華製リールに、まともなリールなんて、あるわけない。すぐ壊れるよ」と思い込んで、探さないよりは、「中華製の激安リールに、普通に使える、まともなリールがあるかも」と低い可能性に賭けて探したほうが楽しいじゃないですか。
もし、そんな「激安だけど、まともに使えるリール」が見つかったらヴァンキッシュは手放しますよ(笑)。私は前々から言ってますが、エギングタックルについて、メーカーの拘りは全く無いです。中国製でもどこ製でも、自分自身が良いと思えたら、そのタックルを使います。私以外の100人が「良くない」と感じたとしても、私が「良い」と感じたら使います。
私がアレスのロッドをず~っと使うのも、アレスのロッドが個人的にナンバーワンだと感じるからですが、もし中華製エギングロッドで、アレスをはるかに越えるロッドが見つかったら、アレスのロッドは使わなくなるでしょう。どこのメーカーでも、危機感を持ちながら、日々、ロッドを作っています。そんな危機感を宇崎日新さんが忘れない限り、アレスロッドは支持され続けるでしょう。
なお、現時点で安いリールは4台だけですが、この4台の評価が終わったのちは、新たな安いリールを探して購入します。この試みはしばらくの間、続きます。