エメラルダスX 79Mを買った

エギングロッドのインプレッション
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ロッドを新品で買いました。エメラルダスX79Mです。買った理由ですが、とある動画にて、「エメラルダスXは他のメーカーのロッドの●万円レベル」みたいな主張を聞きまして興味が湧きました。

 

本当に、エメラルダスXはそんなに良いのか?と思い、私なりに確かめたくなりました。

 

今回は、私の所有するアレス(708)のロッド3本と比較してみます。長さは同じではありませんが、まずまず近いです。

比較の仕方。4本のロッドは手元にあります。この4本のロッドを何度も交互に振りました。スペックがどうこう、自重が軽いだ、重いだは私は気にしません。振ってみてどうか?4本それぞれの特徴などを確認しました。

 

ロッドの比較として、1番良いのは海で4本のロッドを交互に使用してエギングすることです(4本とも同じリール、同じPEライン、同じリーダー、同じエギにして)。しかし、そのやり方は現在はできませんので、やむを得ず、自宅内で4本のロッドを交互に振りました。

 

その結果、感想、印象を述べます。最初にエメラルダス X79Mについて。「ダイワのロッドだな~」と感じました。1年以上前に、ストイストRT79MLMを購入して試したことがありますが、その際の印象と似てました。ストイストRT79MLMと、エメラルダス X79Mが、私からすると、「似ている」と感じました。長さが同じ点で、そのように感じたのかもしれませんが、硬さや調子も何となく似ている気がします。

 

エメラルダス X79Mの率直な良しあしについて。率直に言えば決して悪くありません。私はダイワのエギングロッドはあまり好きではありませんが、このロッドはそこまで嫌ではない(笑)。ただし、他のアレス3本と比較して比肩するのか?総合的にエメラルダス X79Mが勝っているかどうか・・・・・。う~ん・・・比肩するとは言えません。勝ってもいません(笑)。

 

軽量性や軽快さの点ではエメラルダス X79Mが4本の中で1番優れていますが、その他の点では不足する部分が散見されます。例えば、ロッド単体ではエメラルダス X79Mはわずかにですが持ち重りがあります(リールを付ければ問題ないでしょう)。リールシートあたりが軽いので持ち重りを少々感じます。それとブランクスの安定感というか芯の強さというか、その点ではアレスには及びません。

 

ビーストスナイパーだけでなく、ブルーポーターX4や、普通のブルーポーターとも比較しましたが、設計思想の違いでしょうが、エメラルダス X79Mは明らかにバットあたりのパワーが少ないです(それにより軽快さが出ます)。対照的にアレス3本はバット部分が強いです。エメラルダスX79Mに限らず、エメラルダス全般で言えるはずですが、エメラルダスは「軽快さ、扱いやすさ、自重の数字の少なさ」を意識しているブランドなのでしょう。

 

何度も言いますが、アレスに比べるとバットパワーはかなり少な目に感じます。ここがアレスの3本との大きな違いです。エメラルダス X79Mは扱いやすさ、軽快さは申し分ありませんし、曲がりも良い。初心者の方には良いでしょう。ただ1つ、パワーの点ではアレスと比べれば不足しています。

 

パワーだけで言えば、4本の中で1番パワーが少ないのは間違いなく、エメラルダス X79Mです。そして4本の中で1番、柔いのもエメラルダス X79Mです。私にとっては、エメラルダス X79Mはちょっと柔いです。もっと硬いロッドのほうが好みです。

 

「エメラルダス X79Mは、他のメーカーのロッドの●万円レベルなのか?」については、私としては、「そうは全く思わない」という結論になります。ただし、今回のエメラルダス X79Mについて、新品購入価格14000円という点からすれば、値段以上のクオリティはあると思います。ただ、パワー系ロッドでは全くありませんし、ハードなしゃくりを繰り返す方には不向きでしょう。3.5号までのエギを普通にしゃくって、キロ前後くらいまでをメインターゲットにする方には良い選択肢の1つだと思います。

 

エメラルダス X79M、決して悪くありませんが、他のメーカーの●万円レベルと断言できるほどのものは、私個人は特に感じなかったです。でもぜんぜん悪くないです。手放しで「スゴイ!この価格で、このクオリティはあり得ないだろ!」ってことは特に無いというだけです。