アレスの3本のエギングロッド(708の長さ)を一通り、エギングで使ってみました。
●ブルーポーター EG708ML
●ブルーポーターX4 EG708ML
●ビーストスナイパーボロン 708
ロッドの硬さですが、3本の中で1番硬いのは、どうもブルーポーターX4 EG 708MLっぽいです。2番目がビーストスナイパー708。3本の中で1番柔いのはブルーポーターEG708MLです。とは言え、3本とも硬さはわりと近いです。硬さが大きく離れていることは無いです。
エギの飛距離は、1番飛ぶのがビーストスナイパー708、2番目はブルーポーターX4 EG、3番目はブルーポーターEG708MLです。1番目と2番目は良い勝負でして、ブルーポーターX4 EG708MLはけっこう飛びました。3番目のブルーポーターEG708MLは明らかに、あと一押しの飛距離が伸びません(笑)。
しゃくりの軽快さは、1番軽快に感じるのはビーストスナイパー708で、2番目に軽快なのはブルーポーターEG708ML、3番目がブルーポーターX4 EG708MLです。
パワーについては1番強いのはビーストスナイパー708、2番目がブルーポーターX4 EG708ML、3番目がブルーポーターEG708MLです。
3本それぞれの特徴、注目点について
ビーストスナイパーボロン 708は扱いやすさ、持ち重りの少なさ、持った感じのバランスの良さで、3本の中で抜きんでています。隙がありませんし、悪いところも特に無くケチのつけようがありません。硬めのロッドとは言え、ティップ側は割と曲がります。708の長さのエギングロッドとして、ここまで完成度の高いロッドは他に無いでしょう。もし、このロッドをエギングで使ってみて、「重いな。疲れるな」と感じるなら、アレスのハイエンドに手を出すのは、まだ早いということです。
ブルーポーターX4 EG708MLは、とにかくエギを自在に動かす、クイックに動かすという点に特化したロッドと言えるでしょう。柔いロッドが流行る昨今に真っ向から背を向けるロッドです。硬さが結構あり、使いこなすには相応のパワーが必要ですが、もし、しっくりくるならば、これほど心強いロッドは無いでしょう。パワーは申し分ありません。案外、ダークホース的な存在になり得るロッドかもしれません。このロッドはもう少し使ってみます。今のところ、すぐに手放すには惜しいと感じてます。
ブルーポーターEG708MLは、ほかのアレス2本と比べれば遜色はあります。しかし、よそのメーカーのロッドも含めて考えたら、「たいして変わらないような」という気がしてなりません。このレベルのロッドでも、アレスの中ではエントリーモデルです。