本日午前2時30分より6時までエギングに行ってきました。場所はいつもの地磯です。
小潮で干潮が午前5時52分頃です。月は半月くらい。波はまずまず穏やか。風は北から少々。今日は家の都合でデイエギングに行けないので、ほぼナイトエギングです。午前2時30分頃に磯に上がりました。ライトを点けると小さい虫が寄ってきて面倒です。周囲の磯に釣り人は1人もいません。
エギングを開始しました。ロッドはビーストスナイパー708です。パワーと軽快性を兼ね備えたお気に入りのロッドです。リールは27500円で購入したコンプレックスです。そしてラインは放浪カモメの0.8号です。コンプレックスのリール、なかなか良いです。正直に言って、ヴァンキッシュと遜色ありません。ハンドルの巻きは19ヴァンキッシュのほうが少し軽いですが。その他は体感上、大きな差がありません。私はあまり人がエギングで使わないようなリールを今後、使いたいと考えてます。放浪カモメもライントラブルや切れたりなど無いです。
正直、今日のコンディションはあまり釣れなさそうと思ってましたが予想通り、釣れない時間が続きます。アタリは何度かありました。アタリとは言っても微細なアタリです。ラインを5センチくらい引っ張っただけのアタリや、エギにアタックしただけのアタリが目立ちます。一応、イカの存在は感じ取れるので、その都度、フォローの必殺マッスルジャークを入れるも、全くかかりませんし、次の大アタリが出ません。
今夜の活性は低かったのでしょう。午前4時まで1時間30分、しゃくり倒しましたが1杯も釣れません。ちなみに使用したエギは3.5号です(3.5号しか持っていません)。2.5号のエギを使えば子イカが釣れたかもしれませんが、私は秋の子イカの数釣りはしませんので小さいエギは使いません。あくまでもマイルールであり、それを他人に強要はしません。
暗いとは言え、天上には半月がでて、少しだけ海面を照らしています。オリオン座も真上に見えました。
帰るべきか考えましたが、「少し明るくなってから午前6時までの間、やってみたい」と考えて午前4時から50分ほど休憩しました。磯に座り、帽子をぬぎ、マスクを取り、アームカバーも取り、ジャケットを脱いで、しばし休憩です。少し前の熱帯夜のような暑さは無く、心地よい温度です。「今回は何とか釣りたい」と思いつつも、「この調子では難しいかも」と弱気なことを考えます。私が言う、「釣りたい」とは常に大きいイカです(キロ前後からキロ以上)。
午前5時が近くなり、身に付けていた装備を元に戻し、エギングを再開しました。暑さは感じません。何とか釣りたいとキャストを繰り返します。アタリは何度かありますが、食い気があまり無い時のようなアタリばかりです。エギをひったくるようなアタリはありません。
何度も何度もキャストし、左手の人差し指と中指をPEラインに軽くそえる。イカのアタリがあるとラインがかすかに動いたり、ラインに自然ではない何らかの感触があります。それを2本の指で察知します。明るくなったらラインを目視してアタリを取ります。ロッドに出るアタリなら、ロッドで感じ取ればいいですが、そんな分かりやすいアタリばかりではありませんし、私自身、イカのアタリを感じ取る鋭敏さは普通だと思うので、ラインに触れたり、ラインの動きを見てアタリを取ります。
午前6時までエギングしましたが釣れませんでした。釣れないものはしょうがないです。当ブログはエギング釣果を誇るブログでもないですし、日本各地のエギンガーと釣果の競争をしているわけでもありません。
最近、全くイカが釣れない釣行が続いているので、「イカのアタリが無いときのラインの状態」を身をもって体に焼き付けています。イカが釣れない時間を長く経験した人ほど、イカのアタリを上手く察知できるようになります。私はイカが釣れなくても、イカが釣れそうなところに移動はしません。イカが釣れない時のラインの挙動をしっかり覚えることが大事だからです。
イカが釣れない時間を経験した度合いは、他のエギンガーの方よりも多いほうだと思ってます。イカが釣れない時のラインの状態をしっかりと覚えた方は、イカのアタリにすぐに気付けるようになります。それほどイカのアタリは分かりやすいものです(ラインに何も変化が出ない時とは大違いですから)。
しばらくの間、ビーストスナイパー708とコンプレックス(放浪カモメ0.8号)でエギングします。どうしても、このタックルの組み合わせで、良きサイズのイカを釣りたくなりました。これは私の意地です。良きサイズのイカを釣ったあとに安いリールの検証や芭蕉ロッドや、その他のロッドを使います。
イカが釣れない時のほうが、ヤル気は出るし、こうしたい、ああしたいがどんどん浮かんできます。イカが釣れない時ほど上達するということです。